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2005年11月22日
高齢者住宅
先月相談された物件は、70歳代おばあさんの一人暮らしの住宅をリフォームし、安全で快適な住まいにしたい。ということを実の娘さんが希望されて話を聞きました。
お宅に伺ってさっそくおばあさんにあったところ「どこもいじらなく良いですよ」「私は一人で十分今でも快適に暮らしています」と言われてしまい慌てました。
確かに木造2階建て築35年の建物はしっかり建っていて建具の狂いもなく床の一部がきしむ程度で問題はない。といえばないのですが・・・暮らし方がとても気になりました。一人住まいのお年寄りは誰も気兼ねする事がないので自分の思うままの暮らしを日々快適?に暮らしている。但しそれは健常な状態という条件付きのものです。キッチンは北東の角にありとても寒いらしく所狭しと積み上げられた食材の中にファンヒーターが置いてあったり、寝室をまだ2階にしているということで急な階段を上がった脇の寝室は洋服が全ての壁に吊られていたりしていました。確実に身体的衰えが生活に反映している状態でした。「夜中はトイレには行かれますか?」と聞いたところ「1〜2回は行きますよ」と・・「できたら寝室をそろそろ下にされては如何ですか?」と遠慮しながら言ってみました。「私はまだまだぼけてないし足腰もダンスに通っているくらいしっかりしています」と少しむっとされ、これは困ったなぁーと思いながら相談者の娘さんの顔を見るとウィンクで返されてしまいました。^^:
こうして現地の状態をみたりご本人とお話をして、念のためにと床下を調査したところ・・・この写真のーこれからいっきにシロアリが土台を蝕むーという寸前でした。みごとな跡をしっかり撮る事ができてびっくりしました。
この写真だけでリフォームを説得するわけにもいかないのですが・・「家に手を入れる」というタイミングはとても大事な事と改めて思いました。まして高齢者住宅は具合が悪くなってリフォームというわけにはいかないので、元気なうちにお年寄りが何をきっかけに重たい腰を上げてもらえるか?確かに住み慣れた家をいじられる=生活を変えられる。ということに年をとるほど人はいやがります。頭も体も慣れるまでに負担がかかるからです。そうしたリスクを背負ってでも「事故のおこらないためのリフォームする」ーという意義を本人が納得するにはどうしたらいいのか?ということの難しさを改めて考えました。
続く・・・










