2007年11月22日
最近のできごとから・・・NO.01
ブログは頻繁にアップしていないとなかなか見に来てくれる人が増えないだろうと分かっているけど苦手なことは習慣にならないものですね〜
最近建築業界でのもっぱらの話題は「建築基準法改正」です。今年は久しぶりの防火地域に建つ特殊建築物なるものを設計していたため、この法改正にもろにぶつかりました。苦戦しました・・・といっても現場は着工したばかりです。^^:
この法改正はとにかく今までの確認申請業務と異なることが、次から次と有り前もって心構えをし、スケジュールを組み・予算を検討し・設計にとりかかっていても山また山いきなり谷に落ちたりしました。
とにかく体に悪いです。長年の流を身に付けて立ち向かってもこうした大きな改正に悪戦苦闘になります。そしてこの新しい法律は社会に大きな波紋を投げかけた耐震偽装対策の法改正ですが・・・・とにかく大変なことです。建築業界全体の信頼回復のためには、ここを乗り越えることが課せられた責任だとしみじみ感じます。来年の春に桜を心から堪能できる私がいることを祈りたい心境です。
そして今週の話題は、最近以来をされて伺ったー(高齢者住宅のバリアフリー改修工事)を希望されている広い平屋住宅でのこと。このお宅を拝見させて頂いてしみじみ過去の同じような要望で、改修工事をした住宅の全てに、共通問題があることを実感しました。
とにかく物が多い→現在の生活に必要の無いものばかり→スペースに空きが無い
歩く場所と生活する場所がどんどん物に追われて、主達は一番環境の悪い場所で小さくひっそり生活している。→結果ますます動かなくなるのです。
これが現状でありとても不健康な状態です。そして部屋ごとの局所暖房のお宅ばかりで家の中の温度差が大きい。廊下に出ると寒い。結果やはり動かなくなる。。。
ーこれはまったく高齢者住宅として不適切な住環境です。
家の中の段差以前に床に積み上げられた物で転倒をします。そして埃や湿気が多くカーテンがしめっ放しになっているような部屋の数々(物が多くて開口部を開け閉めできなくなってる)そして家の中の通路や水まわりの冷え込み。。これでは高齢者の死亡原因トップスリーはまさしくこの住宅状況由の結果です。なんといっても一番の原因は「もの もの もの」なのです。
私はいつもリフォームの前にものを捨てましょう。まずは片づけてみませんか?というお話をします。なかなか捨てられないものが多いことや、家族全員の思い出の品等もたくさんあることは分かりますが・・結果最終的に高齢者になった親世帯は、人生のなかで一番優雅に過ごせるときにまったく逆の環境を手に入れています。
施主さんに、まず→いま不便で困っていることや、一日の過ごし方を話してもらい→今一番の楽しみはどんなことなのか?こういう話しをしながら夢や希望に繋げていける生活イメージを膨らませて頂きます。そしてその結果「ものを捨てる」これをまずやらないと・・やはりそういう生活になっていかないと理解をして頂くことから入ります。
予算も厳しい場合が多いのですが・・それならまずは自分たちの生活エリアを限定して改修することに目標内容を絞り込む。これもけっこう長い時間を要する話しになる場合が多いです。それは自分たち以外の人達のことが常に気になってそのスペースもどうしても欲しい。という話しがなかなか消えません。
「シンプルに生きる」これが年を取ればとるほど難しいことなのかもしれないと思います。だからこそ元気なうちにまだ動けるうちに、悪習慣を絶ち健康的になる流を作りながら、楽しい生活を維持できる生活習慣を確認する。それができてきたら・・・その後に改修工事を行なう。(かなり理想論ですが・・・^^:)
この流でないと・・リフォームしても結局一年もしないうちに元と変わらない住宅環境になってしまう。建築設計の仕事は本当に奥の深い仕事をしているなといつも感じます。
私たちも「ものづくり」が仕事なのですが・・・その提供する空間は人間が住むための機会だ。(ル・コルビジェ名言)ということの重みを感じます。その原点を振り返らないで一方的に「もの」を提供すればやはりゴミになってしまうということだと高齢者の住宅を考えることで痛感した出来事でした。
今年のボジョレーヌーボ6Lです。こんなワインで打ち上げできる日まで・・・
2007年04月21日
プレゼンテーション
半年に一度くらいプレゼンテーションや講演を依頼されて人様の前で話をする機会があります。もう4年ぐらい前からそういう時は必ずプレゼンテーションソフトを使って話すことが当たり前?みたいになってきていました。私は、10分〜60分ぐらいの話に使用しているのですが・・画像の中に写真やグラフ・表などを入れるだけではポイントが見えにくいと思い「文字」もそこに入れていくとなんだか幕の内弁当みたいにごちゃごちゃになってきます。それを整理してレイアウトをきちんとして・・なんてやっているうちに画面はどんどん小さくなってしまうのです。
この文字の大きさでは会場のどこまで見えるのかな?と考えるようになってしまいました。その昔OHPやスライドを使っていた時代とははるかに作業も楽で簡単に凝ったものが作れる事に喜んでいたのですが・・・これは本末転倒かもしれないと最近思い始めました。
見栄えがして写真も画像も盛りだくさん、てんこもりになればなるほど実は「コンセプト」がブレてくるという事なのです。
自分はこの場で何を話したいのか?ということが後回しになっている。作業が楽でゴージャスになればなるほど肝心の「能書き」がどこかにいってしまう。そして実は一番時間をかけて頭をひねって考えなければ成らない事は、「自分は何を柱にやってきたのか」ということに尽きる事を改めて考えました。知らずしらず便利で優れたパソコンソフトの御陰で私はどんどん手や頭を使ってものを考える作業から遠ざかってしまっているのかもしれないです。
仕事も全く同じで、依頼が増えると作業に追われます。時間や金銭の制約がある中で「小手先」のような内容で見栄えだけで勝負してしまう仕事になってきていないか?と仕事の事もあわせて振り返りました。
ものを創り出す仕事は、今も昔も変わる事なく一番大切な事は核になる『コンセプト』なんだと。ここがブレるとある程度までは進めても壁にぶつかった時に自分が崩れてしまう。という当たり前なのに忘れていた事を痛感する出来事が最近ありました。
2006年07月28日
全国女性建築士連絡協議会

7/21.22に開催された全国女性建築士連絡協議会に出席しました。今年のテーマは「地域と共生する居住環境づくり」です。全国の女性建築士さんたちの活動報告が最初にありました。その一つに北海道建築士会女性委員会の「子どもをはぐくむ住まいづくり」というテーマの活動報告は感動しました。内容を簡単に説明すると、最初に大切にしたい四つのテーマというのがあります。
1.子どもの性格形成と家族のコミュニケーションが住まいとどのように関わりあっているか。
2.感性を豊かにする住まいづくりには何が必要か。
3.成長していく過程でさまざまな事柄に出会う場としての住まい。
4.安心・安全な毎日を過ごすにはどんな視点をもつといいのか。
住宅という場がどれだけ子育てに重要な場所か。ということをこの4点の視点をもとに掘り下げていました。その活動報告書の中で(引用)「私たちは普段何気なく暮らしている一日の生活のなかにはたくさんの「きまりごと」があります。人は社会に出ると、多くの場面で柔軟な判断力や協調性が必要となります。これは学校の勉強だけで身に付けられることではありません。家庭の中でのコミュニケーションのなかから少しずつ「ルール」や「役割」を覚えていきます。子どもの成長にあわせて、無理なく自然に身に付いたものがその人のパーソナリティーとして大切なものに成るのではないでしょうか」とありました。とても大切な事だと改めて実感しました。こういうソフトを住宅環境のハードに反映する大切さを考えるきっかけになる実りある大会になりました。
2006年05月24日
地球温暖化 NO.01


長野県は今年議会の承認を経て「長野県温暖化対策条例」を施行しました。先日の(社)長野県建築士会長野支部の総会で信州大学工学部助教授の 高木 直樹氏の講演会で内容と地球温暖化という事がどのくらい深刻なのか?という話を聞く事ができました。
左のグラフはこの50年間の間に地球の平均温度は0.4度上がったというグラフです。今後50年後は、このままの状態に何も手をつけずに進むと2度ほど上がると言う事が推測されるそうです。その2度という温度上昇は生態系が追従できる上昇ではないためまず深刻な問題として食料危機がおこることは明らかです。また海面上昇問題も良く言われています。こんなに深刻な問題なのに京都議定会議の削減%の設定はかなり柔らかいものです。ヨーロッパは積極的に取り組んでいるのにアメリカはボイコット状態。。さて日本は?というところなのですが、この日の講演内容で私は初めて知った事は、インドや中国は人口も多い事から国としての二酸化炭素の排出量は多いのですが・・一人当たりの数字を見ると日本の1/10位になってしまうのです。経済大国と言うのは便利になったものと引き換えに二酸化炭素をまき散らしているのだと実感しました。私たちは50年前の暮らしに戻れるのか?答えは・・「NO」ですよね。だとしたら・・何ができるのか??
こういう流から生まれた「長野県温暖化対策条例」と言う事なのです。この条例は2000㎡以上の建物についてかかる条例です。ですので一般住宅にはほとんど規制はないのですが、私は今日の話で、一般住宅の高気密・高断熱は必須な事と屋根に積極的な太陽光発電の設置を改めて考えさせられました。またこの二酸化炭素を唯一酸素に変えられるのは森林という事。国産材の活用をもっと大きな流に変えていくためにはどうしたらいいのか?と最近離れていた課題を見つめました。
投稿者 kume : 00:31 | コメント (0) | トラックバック
2006年02月12日
土地家屋調査士会 講演
2/10に講演会 講師という大役をさせて頂きました。
一週間ほど前から実は準備にかかったというのが・・本音で聞いて頂いた方にはたいへん申し訳ありません。
自分の中でも依頼を受けたのは昨年だったので・・さてどんなお話を土地家屋調査士の皆さんにすれば楽しんで?頂けるのかと時間が空けば考えていたのですが・・いつもの事ながら火事場の馬鹿力みたいなもので直前にならないとどうもピントが合ってこなかったのです。当日は三部構成で「まちづくりーながのクラッセの活動」「高齢者対応の現場では」「オリジナルな家づくり」という内容のものをメインタイトル「街づくり・家づくり」と題して話をさせて頂きました。
本日昨日聞いて頂いた方からメールを頂きました。「エネルギー頂きました」という内容のメールでした。私はいつもなんだかしらないのですが・・無我夢中になって立ち向かってしまう。という長所であり短所があります。でも一人の方に「エネルギーをあげられた」ということは何よりもの言葉を頂けたと逆に私こそ感動してしまいました。自分は仕事でも趣味の活動でもやり始めた事は納得するまでやる!ということが大切というのがポリシーだっのですが・・そういう事が人に何かを感じてもらう事に繋がった。というのはとても大きな結果になりました。今回この会の講演をやらせて頂いた事が私には大きな収穫になったと実感しています。この場を借りて関係者の皆様にお礼を申し上げます。
日頃の仕事だけでも自分のキヤパを超えているのに何でいろんな事をやるの?と周りからはいつも言われるのですが・・自分の枠を自分で制限してしまったらそれ以上になる可能性を摘んでしまう気がして・・私はいつも機会があれば「やってごらん」という自分への課題だと思っています。これからも自分の年を?考えながら走り続けたいと改めて思いました。
2005年10月04日
お気に入りの風景
私のとても印象深いお気に入りの風景のひとつにこの「海の見える浴室」があります。私は父が建築家だったこともあり少し変わった?家で子供の時に育ちました。その頃家族のお気に入りの場所は2階のトイレでした。なぜ?って・・「浅間山のみえるトイレ」だったからです。
トイレは一番人間がリラックスして無になれる場所といわれています。そこから見える風景は実はとても大切だと思います。私は進学して実家を離れ1人暮らしを始めた頃なぜか親兄弟のことよりもあのトイレからいつも見えていた「浅間山」か゛恋しくて「浅間に会いたい」と本気で思いました。
環境というものが人間に与える影響は計り知れないものがあるのではないのか。雄大で常に変化する自然を目の当たりにし、その美しさに感動する心を人は持ち続ける事で、自分の夢や大志がいだけるのではないか。
住宅にはそんなまわり環境を取り込める設計をこれからも是非考えたい!とこの「海の見える浴室」に感動しながら自分の想いを再確認しました。











